
グループホームも空いていたんだけど、後から面接する相談員の判断に任せよう。どちらにしても、在宅のケアマネの仕事ではなくなって、ほっとした気持ちもある。

老人住宅に入所した利用者から頼まれて、自宅からアルバムを持って行った。写真を見ながら昔の話をしてくれる。18歳で兵隊になってタバコが配給された。国が未成年にタバコを勧めるのはどうかと思ったことや、復員して国鉄に就職し電信係をしていた時に子供たちを乗せた船が沈んで、連絡の仕方によってはお客が助かったのではないかと悩んで退職したこと。空港を建設する仕事をしたこと。妻が早くに亡くなったことなど写真を見ながらの話は尽きない。昔に帰りたい?と尋ねると、元気な頃ならと言う。
認知症の人に限らず、高齢者は昔が良かったという人が多い。きっといい人生を送ったのだろう。
先日学生の時の夢を見た。定期テストで全く問題が解けなくて焦っている。今まで何回も同じ夢を見た。 これから歳をとってもテストの夢でうなされるのは情けないな、と考えて目が覚めた。
この仕事をしているが、人と話をするのは苦手だ。特に、電話で、相手が女性だとなると苦手の二乗ぐらいになる。知り合いが携帯に送ってくれた写メ、かわいい(>_<)人間は 頭と目が大きくて 手足が短いモノを可愛いと感じる傾向にあるらしい。癒される(:_;)
いやいや、こんなに可愛くても 大きくなったら 茶色になって ペンギンを襲って食べるのだ(-_-)
娘は『キューキューごまちゃん』と言う幼稚園の時に買ってもらったヌイグルミを後生大事にしていたが、先日、ペンギンを襲うごまあざらしの映像を見て以来、そのヌイグルミは 押し入れの奥にぶん投げてある・・・。分かり易いヤツだ。
ちなみに知り合いに写メを転送したら「なぁに、これ。宇宙イルカ?」とレスが来た。
意味が分からない(-_-)
4年前デイサービスで会った時まだ60歳になっていなかったが、医師から認知症と診断されていた。娘が朝夕送迎してくる。母が認知症で介護サービスを受けていると近所に知られたくないからケアマネにも自宅に来て欲しくない。夫は会社の社長で、介護は娘の義務だと仕事を辞めさせて、妻の介護をさせていた。娘は、母は馬鹿になって何もできない。でくの坊と同じだ、と母親が隣にいても話す。本人は、きれいにお化粧して恥ずかしそうに笑って娘の後ろに立っていた。私は、この人が馬鹿になったせいで仕事はできないし、自分でやりたいことは何もできなくなったと何度も繰り返す。一人暮らしの男の人が退院することになった。入院していては本人が動こうとしないので、普通の生活しようすればリハビリになるだろう、というスパルタ式のリハビリを目指す。自宅では一人暮らしが難しいので老人住宅に入居することになった。レンタルのベッドや車椅子は業者におねがいするとして、自宅の布団や普段着、タンスやポータブルトイレは誰が運ぶのか。老人住宅の管理人に頼むわけにいかず、仕方なくケアマネが運ぶことになる。
予想外にタンスは重たく、腰が痛い。本人のリハビリの前に、自分の運動不足を痛感させられた。
デイで一緒になる男の人からなれなれしくて嫌だと言われて利用日を帰られた女性。「働いていた時人間関係で苦労したから、嫌われないように私から声をかけるようにしているから。これでも色々気を遣ってるんよ」と言う。
こうの史代著「夕凪の街 桜の国」というコミックがある。長崎で被爆した人々の生活をホンワカと書いていて、映画にもなった。被爆した女性は後遺症に苦しめられながら思う。
わかっているのは「死ねばいい」と誰かに思われたということ/思われたのに生き延びているということ
おまえの住む世界はそっちではないと誰かが言っている/うちはこの世におってもいいんじゃと教えて下さい
そして意識が無くなっていく中で思う。
十年経ったけど原爆を落とした人はわたしを見て「やった! またひとり殺せた」とちゃんと思うてくれとる?
戦争というのは、相手から死んだ方がいいと思われることだということに気づかせてくれる。
同じデイを利用しているもう一人の女性は、「あの人はうるさいからあっちに行かせて」「馬鹿だ」と言いたい放題なんだけど、次の日には「私がそんなことを言うはず無いでしょう」と忘れたふりをする。自分を虐待した長女や会いに来ない次女の肩を持つところを見ると、娘たちからは嫌われたくないのだろうな。
最近、読みなさいと薦めている本。
作者は、貧困は「溜め」が失われた状態だという。「溜め」とは、降水量が少ないときのため池の「溜め」で、困ったときに使えるお金や物、人などのこと。
ガスもトイレも風呂も電話もないQさんは、生活保護を受けていて生活するためのお金には困っていない。しかし、友達が一人しかいない。家族がいない、兄弟は音信不通。この寒さの中にせんべい布団では肺炎になりそうだからと老人住宅への入居を勧めたが、本人は嫌がった。もっと住み心地のいいところを探したいのか理由がわからないが、退院してから1ヶ月を迎えようとしている。ご飯も炊くようになり、自分でラーメンも作る。掃除はあっという間に終わってしまう。用がないのならヘルパーが来る必要はないかと言うと、買い物に行けないと言う。
一人しかいない友人と週二回訪ねてくるヘルパーが彼の数少ない「溜め」なのかもしれない。
朝のテレビで、介護施設にも不況の波が来ていると取り上げていた。利用料金を支払えない人が出てきて施設の経営が大変だ。施設がつぶれるかもしれないという所もあるという内容だった。
確かに支払わない人がいる。支払えなくなる人は増えるだろう。しかし、なぜ今、施設の経営の苦しさを取り上げるのか。介護報酬の引き上げの時期に合わせて取り上げられることに胡散臭さを感じる。
引き上げられた分は、今までの減収分に充当しないと施設自体が無くなってしまう。だから賃上げには使わないのだという口実に使われるのでないかと疑いたくなってくる。
ヤクザが生活保護を受け取っている。保護費でタクシーを使って遠くの病院に通院しているという番組や記事が増えてくると、その後に保護費の切り下げが決められる。みんなの共感を得られやすい一部の事実を取り上げられ続けると、いかにもそれが全体のように受け止められるようになる。
大きな声を出せる人の主張だけがまかり通ってしまうことの方が怖いと思う。

土日で社会福祉学会に行ってきました。
介護保険改定によって利用者の選択の幅が減って、事理が阻害されているとという発表に、50代の女性が、介護保険料を払っている者は支出の増加が抑えられたというメリットもあると発言した。夜の交流会で、ついつい、「あんな研究者がいるからから、社会問題となるような貧困は無いというような首相の発言が問題とならないのだ。研究者たちが批判的精神をなくしてどうなる」と話しすぎた。初めて会った人が多かったのに、過激派だと誤解されたみたいだ。翌日も早起きして佐世保バーガーを食べに行く予定が、二日酔いでできなかくて喉も痛い。
張りぼてのパーガーで我慢して、勉強になった事は、これからぼちぼちと書いていきます。
うちのお父さんは馬が好きだから、という奥さんの話を聞いて20年ほど前に会った男性を思い出した。農作業中にトラクターから転落して頸椎損傷になり、首から下は動かず人工呼吸器を付けることになった。6ヶ月経ったから退院させると婦長さんから相談を受けた。本人も自宅に帰りたいの?と尋ねると頷く。家族は、お父さんは牛が好きだから、牛の見える部屋で暮らさせたいという。自宅は、牛小屋と繋がっている。居間にベッドを置くと牛の顔がすぐそばにある。臭いもあるしハエも飛んでいる。こんな所で、人工呼吸器を付けた人が生活して大丈夫なのか、医師と婦長に尋ねるが、自宅ではどこでも感染の危険性はあると冷静だ。
退院の日、救急車で自宅に帰る。医師と婦長と理学療法士に訪問看護師が付き添う。ベッドに寝かせて、自宅に帰った感想を尋ねると、牛を見ながら満面の笑顔を見せた。
最初のお父さんはサラリーマンだったはずだがと問い直すと、競馬ですよと奥さんは教えてくれた。他に、自転車やボートも好きでおかげでお金は残っていませんとも言う。
息子は、小学校の時から鴨が好きで、自分の家を持ったら鴨を飼うと今でも言っている。でも、鴨鍋も好きなんだよな。複雑だ!
女性マジシャンが舞台の最初で言った台詞。「見えた。わかった。知ってる。この言葉は言わないようにして下さい。」Mさんの喪中の便りが届いた。92歳だったと書いてある。私が社会福祉の世界に足を入れてからのつきあいになる。県を退職し、県社会福祉協議会の事務局長をしてから30年前に同じ市内にある特別養護老人ホームの園長となった。認知症の妻を抱えて仕事に行けない人のために昼間預かる事業を始めた。その人がお礼にと取り壊す予定の家を施設の中庭に建てたので、家庭的な雰囲気での介護を行ったり、市内全部の施設に福祉相談所の看板を掲げさせるという取り組みをした。県は、施設は入所者を介護するためにあるので、その他のことをするのならお金を返してもらうと否定的だった。
今から30年近く前に、デイサービスなどの試みをしていたことを覚えている人も少なくなった。
デイサービスで職員と利用者がクリスマスのリースを作っていた。一緒に座って手伝おうとしたが、私はすぐ飽きる。またタコを貰った。今回のは 大きいヤツを一匹。「まだ生きてるから。塩でもんだら死ぬから大丈夫」・・・え〜っ?!私にコイツを殺せと(-_-)?家に持ち帰り、ボウルに袋から出した。でか〜い(*_*)さいばしで つついてみる。手足をぐにゅぐにゅさせて 凄んでくる(:_;)ヤレるモンならやってみろ!と言っている。目が合わないように後ろ向きにしようと、もう一度さいばしでつついてみるが、ボウルにピッタリ吸盤で貼りついている。・・・無理(-_-)
今日ほど旦那の帰りを待ったことはない。ボウルに入れ流しに置いたタコと目が合わないように気をつけながら 他の調理にかかる。横でタコは怒って墨を吐いている・・気配がする。・・・絶対無理(-_-)
旦那がやっと帰って来た。早く早く、タコが待ってたのよ。おお、こりゃうまそうなタコだなぁ。ワイシャツを袖まくりし、旦那がタコと向かい合った。 あれ?コイツ、お前に"塩で揉んでくれ〜"って言うてるぞ。や、やめて・・死んでも無理(-_-)
そしてタコは またもや素晴らしく美味しかった。だけど「塩で揉んでくれ〜」と言う言葉が 頭から離れない(泣)
月初めの仕事の一つは、事業者からの実績をもらい国保連に報告して介護報酬を支払ってもらうことだけど、うちの事務所にはソフトがないから、コード表を見ながら電卓で計算する。半日もしていると老眼がしょぼしょぼしてくるし、まだ実績が来ていない所に直接もらいに行くという口実で昼からは車で出て行った。
デイサービスで、利用者と職員が一緒にクリスマスの飾りを作っている中に座って、手伝うでもなく世間話をしていたところ、隣の人が、「あんた、新しい人かね? 若そうだけどどこが悪いの?」と聞いてきた。「この人は若年性の認知症で…」と職員がふざけると、「あら、かわいそうにと」慰められた。担当している利用者さんが来てばらされるまで話が盛り上がった。
そこに事務所から電話。「年末調整の書類を見ているのですが、奥さんも同じ生年月日って珍しいですね」ときた。家族の生年月日を覚えていないので、手帳を見ながら書いたら、間違ったらしい。
「あんたは、奥さんの誕生日を覚えていないのかね。かわいそうに」とまた言われてしまった。
知り合いが携帯に添付して送ってくれた写真。
いや〜ん(>_<)かわいい(>_<)と思って 違う人に転送してあげたら「人形でしょ」って。
そうか(-_-)そうなのか・・・。そんなもんか・・・。
ギャツビーCMのキムタクのラバーダンス編、首から下は David゛Elsewhere゛Bernalというアニメーションダンサーらしいが・・・定かではない。私はキムタクが踊っていると思って感動したのだけど(-.-;)
いや、きっとキムタクが踊っているハズ・・・。 絶対そうだ!・・たぶん・・きっと・・・。
県外から息子さん夫婦の家に同居するために来た日、私の財布は渡しませんからと言った女性。最近物忘れがあって、財布が無くなった、パンツが無くなった。あの人の仕業だと息子に言いつけるようになった。お嫁さんはストレスで疲れ果てている。ショートステイを定期的に使えるようにして欲しいと言うことで、おとといからお嫁さんと相談を重ねた。
担当者会議の時に、時には泊まっていいかな、知っている人もできたからと話が収まりかけた時にお嫁さんが話しだした。
「おばあちゃんにお願いがあるのだけど」(あー、計画外だ)
「おばあちゃんが毎月1週間でも園で泊まってくれると、私は休めるんだけど、どうかね」(おばあちゃんの両手が握られ、げんこつになっていく)
「あー、いいよ。はいはいわかりましたよ。東京の実の娘の所にも行けるんだから」(げんこつに力が゜入っていく)
「いつでもいいから、泊まる日を勝手に決めてくれれば私は泊まりますから」(何とかこの場を納めねばと、お嫁さんのお母さんが病気がちだから、その時は泊まりましょうね。ところで、足の魚の目はどうなりました?)
「一向に良くなりませんよ。私に似て根性悪でね」
家から出て、同席していた若い相談員が一言、すごい緊張感でしたね。(貝になって欲しいと思いました)

娘夫婦と孫夫婦と同居している女性。訪問の度に「娘たちは食事も作ってくれないし、掃除もしてくれない」と隣の部屋の娘たちに聞こえるように大声で愚痴る。「性格が悪いとわかってたんだけど、妹夫婦の生活が苦しいものだから養女にしたのが間違いだった。せっかく相手を見つけて結婚させたのに、子供を置いて駆け落ちして、私が孫を育てることになった。おじいさんが死んだのを見はかったかのように夫婦で戻ってきて、勝手に家を建て替えたものだから住みにくい。孫たちも、母親に似て私の面倒を見てくれない」
2階建ての立派な家に5人で住みながら、孤独だということは、身寄りがいない人よりも寂しいのかもしれない。
「病院に行く日を相談していたら、ヘルパーさんと○○子がけんかして、話にならんのだ」とご主人から電話が来ておずおずと玄関を入る。「お父さんが、ワシはわからん。あっちに行けと言って怒っとんのだ」と奥さんは困った顔で立っている。「わしは、ボケて来たんかいな。話がわからんようになった」とお父さんは座っている。
4日前に訪問した時、息子があさって帰ってくるんだ。正月に仕事があるから早めに帰ってくると楽しげに話していた。その翌日、介護タクシーの会社の人と訪問して打ち合わせる時に、息子さんが帰ってきた。電話で話を聞くと大変そうで繰り上げて車を飛ばして来た、予想以上に元気そうな両親を見て安心したと言う。
一昨年亡くなった長男と名前が一緒だといつも歓待してくれる夫婦。今日の電話は、次男が帰ったための寂しさからなのかと思いつつ、いつでも来るからねと言って家を後にする。

そして今夜も電話してきた。「Gの小文字がウチのパソコンは出ないから見れないんだよ」「え?こないだ見れたんでしょう?」「それが今日はGの小文字が アリがクネクネしてる文字みたいになっていて出ないんだよ、どうして?」
・・・ご質問の意味が分かりません(-_-)

ボジョレーが解禁。クリスマスもすぐそこだ。事務所の入口にリースを飾る。やはりミーハーなんだ(>_<)

息子夫婦と暮らしていた男性。借金とりから逃げるようにして転がり込んだ。嫁は部屋の中に入らないから足の踏み場もない。臭いもひどい。息子夫婦は邪魔者扱いしているのだと思っていた。
呼吸不全になり入院して、医者からタバコをやめるように言われたので小遣いを取り上げられた。デイの灰皿から吸い殻を持って帰ったり、ショートステイの荷物の底にタバコを隠し持ち、トイレで隠れて吸っていた。相談員とととも息子夫婦と相談した。年取ってから楽しみを取り上げるより、1日に1、2本タバコを吸わせてあげたらどうでしょうと提案したところ、息子は、父には少しでも長生きして欲しい。自分がタバコを吸っているから父がタバコを吸うのなら、私も禁煙しますと、翌日からタバコを吸わなくなった。
タバコを吸わなくてどのくらい長生きするのかわからないが、本人は現在肺炎で入院してタバコどころではなくなっている。
私は、1日60本吸っていたが、禁煙してから太りだし、今ではメタボリックは長生きしないと医者から言われている。
人と人には相性がある。友達やサークル、恋人なら互いに選べるけど、学校の先生と生徒、上司と部下など選べない時に相性が合わないと互いに不幸だろうなと思う。
男性週刊誌の「イブニング」に連載されているコミック。今度単行本になったのは、認知症になった男性から見た世界を描いている。1972年に「恍惚の人」が発表されて世の中をにぎわしてから35年、介護がコミックになって週刊誌に連載されることに時代の変化を感じる。
この本は、認知症の人が家族にいない人のほうが役に立つと思う。というのは、今介護している家族が望んでいるのは、なぜ徘徊するかという理解の前に、徘徊をしなくなって夜熟睡したいと言うことだから、この本を読んで考える余裕はない。
余裕がないのは介護職員も同じで、「もっと話を聞いて、ゆっくりと介護したいのに、人が足りない。1人での夜勤は怖い」と若い職員は嘆く。介護する職員にも余裕ができるような制度になればいいのだけど。