2008年10月28日火曜日

秋の訪れ


田舎に行くと畑にコスモスが多い。
東の方は、最低気温が10度以下になったとラジオで言っている。
入院している男の人の家に行ってきた。戦後間もなく立てられた長屋。冷蔵庫はあるのに、ガスがなく調理器具は無い。風呂もなくてトイレは外の壁に小便器が打ち付けてある。16年前から1人で住んでいたと言う。元気な時は、自転車で近くのスーパーで弁当とペットボトル入りのお茶を買い、トイレを済ませて、近くの銭湯に行っていたらしい。6月から吐き気があって9月に消化器のガンとわかって手術をして回復した。手術の時に妹を探して電話したら、まだ生きていたのかと驚いていた。近くの人も空き家だと思うぐらいの長屋。治療が終わったら退院しなくてはいけない。「あの家に帰れる自信がない」というものの、病気が完治して歩けるようになった人は介護保険では大したサービスは使えない。施設は空いていない、公営住宅入居の順位は低い。「寒くなるのに、ストーブの灯油も買いに行けない。それでもあの家に帰らんといかんのか?」寡黙な彼はそれだけ言って、また黙ってしまった。

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