私がまだ小学校高学年くらいだったか、名古屋にいる親戚の家へ法事か何かで出掛けた。
母の従兄弟の長女に初めて会ったのもその時だった。彼女は車椅子に乗っていて、うまく言葉を話せなかった。
それまで私の周りには障害のある人はいなくて、その時は何の病気なんだろうと思った。
彼女は私の方を見て「あ〜う〜」と言うだけだった。「アナタに会えて喜んでいるよ」と彼女の母親が教えてくれた。
彼女は外出をするだけの体力があまりないようだったのに、私たちが帰る日は空港まで見送りに来てくれた。
私は なぜだかそれがとても嬉しかった。
今思えば、名古屋の名物を食べたり、観光をしたり、その時が初めて飛行機を体験した旅行であったのにも関わらず、その旅で1番覚えているのは、ゲートの前で振り向いた時に ニコニコしていた彼女の顔だ。
ただただ また会いたいな、とあの頃の私は素直に思えた。
今 こうやって福祉に携わっているが、忙しさにかまけて大事なコトを忘れてないか、とふと思ったりする。
0 件のコメント:
コメントを投稿