2008年12月8日月曜日

開戦記念日


家を継ぐ予定の長男が戦死して、弟たちはすでに分家していたものだから、結婚しないで家に残っていた末娘が婿をもらって家を継ぐことになった。認知症になっても、土地の権利書や通帳などは金庫に入れて夫には触らせない。先祖代々の財産を守らなければならないという気持ちは強く残っている。「遺族の家」の札は、戦争中は誇らしげに輝いていたのだろう。
戦争さえなければ、私は女学校の先生になっていたのにという人もいた。
玄関の上に残っている「(戦没)遺族の家」の札のように、老人の心の中には戦争が残っている。

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