2009年1月8日木曜日

鬼瓦

 「わしはこの介護保険は長続きせんと思うのだけど、あんたはどう思う」と利用者から聞かれた。「今の年寄りは年金があるから介護を使えるけど、こんなに失業者が多いし、納めていても年金を貰えない人もいるし。年金を貰えなんだら、お金を払えんからサービスを使えないし、そんな制度にお金を払うかな」と続けた。84歳のその人は、恩給と共済年金、厚生年金を合わせて月に30万円の収入がある。田んぼもあって米を買う必要は無い。大半の介護職員の給与より多くの収入がある。だから、施設や病院が気に入らないと喧嘩して飛び出して、自分に合う施設を見つけることができた。

 特に認知症の介護では、いつも誰かが側にいて、不安がなく落ち着いた雰囲気を作れると問題行動はなくなっていくが、そのためにはそれだけの介護サービスを購入できるお金が必要になる。「介護の沙汰も金次第」となってしまったのは悲しい。少なくとも、定額給付金程度のお金では解決できるものではないことははっきりしている。

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