
介護保険のケアプランでは、本人の希望と家族の希望を汲み取って、それらを実現するプランを作成する(ことになっている)。これは正しいのか、疑問を抱えながらも決まりだからとケアプランを作る。
疑問その1:本人の希望と家族の希望が一致することは多くない。家族が安心したいために本人が嫌々デイサービスやショートステイに行かされることが多い。一致しない時は、家族の希望が優先されることが多い。お金を握っているのは家族だし、発言力は家族の方が大きい。
疑問その2:恵まれない境遇にいる人は、その境遇に甘んじざるを得ないから、希望はささやかなことになりがちだ。いつも冷めた料理しか出されない施設にいる人は、温かい食事を食べたいと希望する。公園で夜を過ごす人は、屋根がある所で眠れることを希望する。だから、希望が叶うことを生活の質と考えることは間違いが生じる。
今日出会ったあるデイの職員は、自分がやりたかった福祉は全くできていない。学生の時の希望も夢も無くなっているとぼやく。利用者と従事者両方の夢を壊すような制度自体が一番いけないのだと、言ってみても詮無いことかな。
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