2009年3月1日日曜日

愛嬌


Mさんに会う人は みんなマスクをしている。白血球が2000個しかなくて よく熱を出す。訪問看護師も訪問ヘルパーも家族も、マスク越しに話しかけているので 彼はちょっと淋しいようだ。
今日は顔色がいいね。 そりゃあ よくなくっちゃいけないだろう! ご飯はたくさん召し上がってますか? 飯を食わんでどうするんや、ちゃんと食べよるわ! 床ずれも ずいぶんよくなってよかったね。 そんなもん、すぐ治るわっ!
彼の返答は ぶっきらぼうだが、子供みたいにくるくる変わる表情になんとも愛嬌がある。
もう3月になるわよ。 ワシは何月でも 関係ないがっ! もうすぐ桜が楽しみよ、その頃は車椅子で外に出れるようにならなきゃね。 そんなんわかっとるわ! 横で聞いていた奥さんが ごめんなさいね〜と フォローを入れる。
また顔を見に来るね、と言うと ・・・帰るんか?と言う。 また来るけど今日は帰るわね、と言うと 彼は黙って窓の方を見て顔をしかめた。・・・泣いているのだった。泣くのを堪えながら ありがとう、と言う彼は 本当に子供のように愛嬌がある。
毎日 介助に入っているヘルパーさんや看護師さん、訪問入浴さん、福祉用具事業所さん、もちろんご家族のたくさんの愛情が感じられる現場。早くマスク外して たくさんお喋りしたいねぇ(^-^)

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