2009年9月6日日曜日

プロの技

金曜日の夜 落語家桂こけ枝の落語。土曜日の夜 湯浅誠氏の講演を聴いてきた。無料か資料代だけで話が聞けるのはありがたい。地方に住むと交通費を払って都会まで行かないと聞くことができない。
桂こけ枝師匠の落語は、さすがプロの技という話芸。演題の「持参金」はいろんな人が語っているが、毎回おもしろい。持参金が付いているからといっても他人の子供を身ごもった臨月の女性を嫁として迎える。お腹に子供がいることをキズではないという主人公のおおらかさに、子供がいない家庭は負担が増えると子供手当への反対意見を煽るマスコミとの違いを感じる。
湯浅氏は理路整然として、活動家とは思えない話し方。大学紛争の時みたいにヘルメットとタオルで換えを隠してハンドマイクで叫ぶ姿にほど遠い。派遣切りにあった人のために厚生省の講堂を開けさせたのは、この話し方にあったのかと思う。最後10分で、貧困の解消のためには新たな負担が求められるのでは、という男性の質問に、それは財源をどのように使うか、優先順位の付け方の問題だ。食べていけているからいいと貧困への対策を取らず、公共工事に財源を使って良いのかという問が今度の選挙結果ではなかったのかと答えた。
2人の話は全く違うが、聴き終わった後自分が成長したように感じさせるプロの技を持っている。

0 件のコメント: