2011年1月9日日曜日

餃子

 義母は、戦前中国で育ったため餃子作りが得意だった。OTをしている孫娘が、おばあちゃんの餃子の作り方を教えて欲しいと言ったものだから大晦日は餃子の材料の買い物から始まった。孫娘は、勤めている病院の患者と一緒に餃子を作ろうと考えたようだ。娘は、認知症がどこまで進んだか知りたいというのが本音で、作れなければ施設入所の話ができるという考えもあった。

 娘と孫たちが日頃ご迷惑をかけている近所に挨拶に行っている間、義母は一人で作り出してしまったから孫たちが帰ってきたときは、皮で包むだけの状態になっていた。孫二人と一緒に餃子作りをして、一人で餃子を焼き始め、子供と孫はひたすら食べるだけになった。一人でいると料理を作りたくない。中国では正月に餃子を食べる習慣だからという義母の話を聞きながら、餃子と隣人が打ってくれたそばを食べた。

 ちょっとしょっぱいけどおばあちゃんの餃子はおいしいねと言いながら、まだ料理も作れるしと認定調査の時は得意げに話すんだろうなと、娘の気持ちは複雑だ。

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