2011年9月16日金曜日

共感力


原発事故の影響で住民が避難した町を「死の町」と言って辞任した大臣には、「共感力」がないという意見が寄せられた。色々な見方がある。解決困難な原発事故の後処理を大臣の失言という形で世論の向きを変えた。住民の気持ちを考えようとしないなどの意見の中で、「共感力」が無いと批判した文があった。最近の厚生労働省は、「共感的理解」という言葉が好きらしく、ホームヘルパーや介護福祉士の養成の中でよく使われる。利用者主体と言うからには、利用者の気持ちを理解することは、その基本であるから「共感」が必要であることはわかる。でも教える側からとしては「共感」する力を教えることは難しい。共感することの意味を教えることはできるが、共感そのこと自体が感受性に基づいているから、教えられるものではないと思う。小学生ではあるまいし、ともだちには優しくしましょうとい書いて壁に貼ったらいい。困窮している人に接して、自分の感情が乱されて辛くなったら、それは一つの「共感」の形であると思う。「死の町」と感じて再生させないとと考えたのだったら、それほど非難に値することなのかと考えている。

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