鹿児島県の祭りの話をすると、他県の人には理解しかねるような顔をされる。
「曽我どんの傘焼き」は曾我兄弟が親の敵討ちをしたときに、傘をタイマツの代わりにしたことを忘れないようにと、傘を焼く。
「赤穂義臣伝輪読会」は浅野内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刀を抜いた事を「主君への忠」として忘れないように語り継ぐ。
そして、「妙円寺参り」は関ケ原合戦で敵中突破して帰った島津公の苦難を忘れないように、戦士の墓がある伊集院の妙円寺まで、鹿児島から武者の格好をして歩く。
傘を焼いたり、切腹させられた話をみんなで聞いたり、負け戦の体験をする。華やかさは全くない。でも、そこが薩摩隼人の偉さなんだよねと、最後には自慢してしまう。
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