2011年11月23日水曜日

コプラ


クリスマスの飾りが付いたコプラ。「交流プラザ」を略して「コプラ」。脳性麻痺ブラザーズを略して「脳ブラ」…私ではなくNHK教育テレビが言ってたことです。


「あのね。仏壇に飾っていた聞くの花が無くなっているの」義母から日曜日に何度も電話がくる。今は花なんか無いのに、二週間も前の花が突然脳に浮かんできたのだろうか。最近の流行は「仏壇の花」。余計な記憶は消えない。こだわることが生きてると言うことなのかと、悲しくなる。

2011年11月17日木曜日

変身

ヘルパーさんが訪問したときHさんに言った。「今日は顔色もいいし、お元気そうですね」
その一言がどうしても納得できず、ヘルパー交代を依頼してきた。 「私の身体のこと、あの人は分かってくれてないのよ」 交代を申し出るくらいだから、今までの細かい積み重ねがあったとも思うが、いわばお決まりの台詞を何気なく言ったヘルパーさんにすれば「そんなことぐらいで..?」てなモンだろう。 Hさんに言わせれば「そんなに元気なんだから人に頼まなくてもできるでしょ」と聞こえるらしい。 えー(-_-) なんか言いがかりに聞こえるんですけど..と思いながら これは交代したほうがよさそうだ。 「お加減はいかがですか?」と言えば なんてことなかったのだろうか..?
いつの間にか「若く見えますね」と言われたら 『若く見える』が褒め言葉になる年齢になったんだと複雑だ。(そんな歳になってとっくに久しいが..)
「痛い、辛い、苦しい、悲しい」を分かってほしいのが利用者だが、なにぶん こちらは少しは健康だから想像力を働かせて いかに共感できるか、を訓練する毎日だ。それでも分かってあげられるのは 数分の、数十分の一くらいなのだろう。つまりはほとんど分かってあげれていないのが私の現実だ。
今日 某施設のセンター長が挨拶に来た。あとでウチの職員に聞くと「あのセンター長、おばあちゃんたちにものすごくモテモテで 利用者さんたちの間で取り合いになるらしいですよ」
...あ、それは分かるかもしれない(^^ゞ

2011年11月16日水曜日

ローリング・ストーン


ロックグループではない。、A rolling stone gathers no moss.:転がる石には苔が付かない、ということを日本では落ち着きがない人には能力が付かないと解釈する。テンプテーションズの「Papa was rolling stones」の日本語訳では「根無し草」となっている。ところがアメリカ「いつも活動的に動き回っている人は持っている能力を錆び付かせることはない」という意味になる。私は自身はアメリカ流でありたいと思う。ところが、日本では「君が代」の中で「細石の巌となりて」と転がる石を良く言っていない。
うちの「お局様」は苔の塊。施設ができて30年以上いるから、主どころではない。彼女の言う常識は、ここの常識であって世間では非常識と言うことが判っていない。黙っていてもここのしきたりで進むと思っているから始末に負えない。介護業界が働きににくい職場になっている原因の一つは、このようなことにあると、風来坊は考えるのだった。

2011年11月9日水曜日

スノードームがほしい

彼女は話が長いから、訪問するときは2時間は覚悟する。前にも何度も聞いている話を「今日は私のこと、お話ししますね。」と順を追って丁寧に話ししてくれる。その時自分が言ったセリフ、相手に言われたセリフ、その時の気持ち、相手の表情・・・とにかく詳しく説明してくれるから、わかりやすいが長い・・。だいたい9:1くらいの割合で彼女が話し、私はたまに驚いたり笑ったりしながら、ひたすらうなずくのだ。昨日は3時間半かかった。3時間半あったら、ちょうど私の実家まで行ける。
夜になって彼女からメールが届く。「私の気ままな話しを よくぞ辛抱強く長い時間聞いて下さいました。嫌な顔もせずすごいわよ。自分を褒めてあげて下さいね。」


なんだかそのメールで癒された。あまり外出ができない彼女は、写メを送ったら喜んでくれるから、返事は紅葉を撮って送ってあげようと思う。ちょうど来週、3時間半かけて実家に行くから、阿蘇の紅葉が撮れると思うのだ。

2011年11月8日火曜日

棚田

悪友の建築事務所を10年以上ぶりに訪ねた。事務所よりハーレーのためのガレージの方が立派。
ヘルメットのせいだと言い訳しつつ、ほとんど髪が無くなった頭をなでながら迎えてくれる。体力が無いとハーレーを転がすのは無理と、バイクを降りた。その代わりと、設計図をひくパソコンで見せてくれたのが棚田。数枚の田を買った。これと、これとここに4枚と説明してくれるがどれも同じに見える。毎週通って手入れしているから地元の人から当てにされているらしい。あのハーレーを連ねて走っていた面影は、今はトラクターの自慢に変わった。狭い急なあぜ道でも走れる4駆の耕耘機が今はバイクの代わり。地元のじいさんばあさんがオレを待っているからと、笑う。そういえば、彼は生まれてすぐに両親がいなくなって里親から育てられたと聞いたことを思い出した。

2011年11月5日土曜日

季節性うつ


今日は半袖で良いほどの季候になったが、気分は晴れない。心理学的には“身体の温かさ”と“心理的な温かさ”は関係があると言われている。秋になったという雰囲気からなのか、仕事がうまくいかないせいなのか、お局様たちに囲まれているからなのか、ともかく落ち込みが続いている。


地元の酒造会社が秋祭りをしているというので覗いてきた。飫肥の厚焼き卵を見つけたので父の墓前に備えるために買い、イベントを見る。アダモちゃんに小島よしお、代わりの衣装が必要ないタレントを選んだのかと感心するがあいにくの小雨。ちょっと季節感に乏しい。


明日からまた仕事。週間性うつはないものだろうか。

2011年11月4日金曜日

晩秋

元気にしているとばかり思っていたから 訃報を聞いたときは 信じられない気がした。食いしん坊の彼女が 食事を採ることを拒否して 衰弱して亡くなるなんて..。
棺の中の彼女は 本当に眠っているみたいで、名前を呼んだら目を覚ましそうだけど、そうそう、彼女は聞こえないから 体に触れないと起きないんだわ、などと ぼんやり考えた。
こんなことなら入所なんかさせるんじゃなかった、と誰もが思っていて、誰もそれを口に出さない。彼女の運命だったんだ、と言い聞かせる。
彼女は わがままで お天気屋で ちょっぴり意地悪で..優しくて可愛くて そして賢い女性だった。食事を採らなかったら、薬を飲まなかったら、そして点滴を拒否したら 自分の身体がどうなるであろうことも きっと理解していた。
去年 亡くなった天国のお母さんと弟さんに今頃逢えてるかな。「逢いたかったよ」と言って HUGしてもらっただろうか。 「なんだ、まだ来るのは早いぞ」と叱られただろうか...。

ビートル


先日元同僚の奥さんがくも膜下出血で今日に亡くなられたとの連絡を受けてお通夜に行った。元同僚は1つ上。4月に脳出血で倒れ手術後3ヶ月のリハビリの甲斐あって後遺症は残っていなかった。看病とリハビリで無理をさせたからなのかと涙を流す。以前はフォルクスワーゲンが好きで学校の修理工場でいつも修理していた。今もビートルに乗っているのか尋ねると、奥さんがニュービートルが好きだったから赤い新車を買って旅行に行こうと話していたところだと、また涙があふれている。


先月こちらでは唯一なじみの焼き鳥店の店主が癌で亡くなった。妻の同級生と言うこともあって家族ぐるみのつきあいをしていた。同級生が集まって同窓会のようなお通夜になっていた。


先日のお通夜でも、元同僚が大勢集まって昔話に花が咲いた。こんな機会じゃないと会えなくなったと嘆きながらの再会で、自分の年を思い知らされる。