2012年10月28日日曜日

Hard To Say I'm Sorry

犬はあまり好きじゃない。 と言うか、動物は好きではない。 室内犬も飼っていても、可愛いとは思うが特に好きではない。 体温を感じるモノは 無責任な扱いができないから 面倒くさがりの私には重荷になる。 だけどテレビで泣けるのは 恋愛モノでも家族モノでもなく、なぜか動物モノだ。
本屋で物色していたら 豆助の写真集があった。 犬のくせに写真集か、と思いながら ウロウロした。 さんざん本屋をウロついたあと レジに持って行ったのは 豆助の写真集。 県外実習中の娘に送ってあげようと思ったからだ。 彼女は可愛い子犬など見ると涙目になる。 志村どうぶつ園は かじりつきで観ている。(ダーウィンが来た!には興味を示さない) 荷造り前にパラパラと写真集を眺めていたら、あら〜 意外と癒されるではないか・・・。 この駆け引きなしの表情がなんとも言えない。 『俺ってカッコイイだろ、この角度がイイだろ』みたいな 嫌らしい計算がない。
ウチの犬にも豆助と同じような唐草模様のバンダナを買ってあげようと思い、ネット検索したら 1050円だった。 ちょっとしか生地使ってないのに??やめた(-_-)
でも彼は自分の名前入りTシャツやパーカーは持っている。 だからといって別に犬が好きなワケではない。

2012年10月16日火曜日

男らしさ

Nさんの両手の小指はない。腕には入れ墨がある。昔のことを尋ねてもなにも語らないのは脳梗塞の後遺症で構音障害があるためだけではない。胃瘻をしているからたびたび肺炎で発熱する。今度は、発熱だけでなく肺に痰が溜まって呼吸が苦しくなったから。病室をでは酸素マスクをして痛々しい。咳がひどくて声にならない。必死の形相でのどを指さし、両手で×をする。看護師さんが痰を吸引しようとすると、麻痺のある両手と足を激しく動かして抵抗する。「痛いからね。でも我慢しないとね」と言葉は優しいが、看護師さんは手加減しない。男らしく我慢しないとかっこよくないよと同行したケア○が声を掛けると、にこっと笑って平静をたもつ。「次に、鼻から取るからね」と鼻にチューブを入れようとすると、顔を振って逃げようとする。
ようやく終わって、呼吸が穏やかになってから、「我慢できない男はかっこよくないよ」とケアマネが声を掛けると、「痛いものは、男でも痛い」と弱々しく言った。

そのケアマネは福山雅治のファンで、今度出たアルバムのことを熱心に話す。
「ねぇ、知ってる。福山さんの髪の毛は僕と同じ右分けなんだれど」と言うと、Nさんより激しく咳き込んで笑う。翌日も、DVDを見ていたら、笑いが止まらなくなったと言う。そこまで笑うことではないと思うんだけど。

2012年10月13日土曜日

空振り

東野圭吾の新刊の発売日だったので さっそく本屋へ行く。話題作のコーナーへ直行するが、8月に発売された彼の作品が陳列されているだけだ。
『あのー・・今日発売の東野圭吾の新刊は?』 とお店の人に聞いてみたら パソコンで検索してくれた。
『・・確かに今日が発売日ですが、この本は県下での発売は月曜日になります。』
なんやとぅっ(☆_☆)? 洋画の公開日じゃあるまいし、全国一斉発売じゃないんかいっ! 週刊ポストや週刊現代は新聞広告したその日に発売されとるやないかい!!・・・と言いたかったが、『・・・ちなみに・・御社の本店にもないんですよね・・?』
『県下での発売が明後日ですからね・・すみません。』
田舎なんだ、ココは・・と実感(-_-) そうだよね、なんせ今だに夕刊がないんだから 嫁に来たとき ビックリした記憶がある。 24年前、初めて来たとき、飛行機で来たハズなのに、着いたのはバス停か?と驚いたこともあるし。
本屋さんがすまなそうにするので 違う本を数冊買って店を出た。 早く福山・・・じゃなかった、ガリレオに逢いたかったのに。

2012年10月12日金曜日

女性は長生き

Nさんは以前酪農家だった。夫は仕事以外ではおしゃれだったけど、早く亡くなった。仕事で苦労したからかなと聞くと、私の言うとおりに働いていたから頭は使わなかったんだけどね。乳を出すためには……と病院の診察室の前で大声で話す。「乳房をマッサージ」「妊娠」「乳は大きければいいってものじゃない」。冷静を装うが、周りの人には、「乳牛の話ですよ」と弁解したい気持ちになる。「男は、我慢ができなくて、早死にするから」
それで、乳牛の一生は、雄と雌で3倍も違うのかと、納得。でも、最後は、雌がミンチで雄はステーキだからね…と言ってもやせ我慢にしか聞こえないな。

2012年10月9日火曜日

Autumn

今朝から金木犀が香るようになった。
ウチの裏庭に金木犀があることが発覚・・と言うか 自覚してからもう一年が経つ。 この一年、確実に老化はしても、成長するのはウエストだけだ。
食べない食べないと悩む利用者家族もいれば、食べてない食べてないと言う認知症の親に悩む利用者家族もいて、食欲の秋は深まっていく。
じゃまなか・・山中教授のノーベル賞受賞のニュースに日本中が沸き立ち、彼の謙虚なコメントが絶賛される。 人間、謙虚でなくてはならないな、とつくづく思う。
ウチの孫がケアマネの試験に なかなか合格しないよ。アナタは凄いね。 とKさんが褒めて下さったので、 私が受けた年は簡単だったんですよ、と言う。
そりゃあアナタ、ラッキーだったね。 あら、Kさん納得しちゃったし・・(゜▽゜)
キチンとした人間が言う言葉でなけりゃ 謙虚とは取られられないんだな、とわかった。

2012年10月6日土曜日

2012年10月2日火曜日

業界では常識

将来介護を必要とする人が増えることは誰でも知っているのに、知りたくないためなのか余り話題にあがらないことがある。この業界では、当たり前だから、だれも声を上げないのがいけないのではないかと言うことがいくつもある。
 一つは、包括支援センターなんて何の役にも立っていないこと。高齢者の総合的な相談機関となって、虐待や後見人、介護だけでない問題、介護が必要にならないような予防等々、何でもできるように宣伝されるが、その実なにも解決できないこと。名前だけで能力だけでなく、数が足りない。大きな施設をいくつも実施している法人が受託して相談を受けるなんて、その法人のためにしか動かないのは常識ではないかと思う。
 もう一つは、介護職員が増えないこと。資格は取っても仕事に就かない。そんなに人が足りないのならと求職者の行き先として介護現場を紹介する行政。適性も何も考えず、選ばなければどこにでも就職できると、就職をせかす。もともと適性がないのだから、半年の研修を受けても介護ができる訳がない。国は、色々な資格を作ってキャリアアップさせようとするが、専門学校卒だけでなく4年大学卒でも、正職ではなく、高卒の初任給より低い賃金で生活しろというほうが無理がある。共稼ぎすれば、生活できると偉い人たちは言うが、夜勤もある仕事に夫婦で就いて一緒の休日さえ過ごせない。将来昇給のめどもない生活では、子供を産もうという気にならない。
 愚痴ばかりになるが、ここの国は、この程度の介護で満足しろと言っているのだろう。