2013年11月12日火曜日

母親

kさんはまだ43歳。20歳の看護学生の長女から下は小学校5年生まで4人の子供がいる。脳梗塞になって、アルコール中毒の妄想が出て精神科に入院していた。妄想が消えたので介護保険でリハビリをしたいからと担当することになった。
自宅に帰って半年、昼間も焼酎のパックがテーブルの上にあるようになった。食事も取らず、台所に立つと転倒することが多くなって受診。肝硬変の一歩手前と言われてアル中病棟に入院した。夫は、事業で失敗して自殺。頼りにしていた母親は骨折して手伝いができなくなっている。夫の保険金は底を突き、多額のローンが残っている。半身麻痺は良くならない。中3の息子は学年最下位の成績…現実逃避したい気持ちはよくわかるが、肝硬変になったらもっと困る。
入院してもつまらないから、退院する。子供たちが反対するなら生活費は渡さないと言い出したから医者もあきれかえってしまった。
「あなたは母親として失格だ」という医者の言葉に、「私は母親になりたくなかった」と答える。
アルコール依存症と闘う姿を見せることが、一番母親らしいと思うんだけどね。



2013年11月10日日曜日

ななつ星


水曜日の昼、あの「ななつ星」が町を通過する。線路の脇にあるデイサービスでは、毎週水曜日の午後は線路脇に並んで手を振るのがレクリエーションになった。30㎞で近づく列車からは運転手さんはいつも笑顔で手を振って、汽笛を鳴らしてくれる。感激して涙を流す利用者もいる。
天皇陛下の列車みたいだ。お客さんが手を振ってくれた。来週は旗を作ろうと言いながらデイに帰って行く。
私は、水曜日の12時から14時までは、仕事をさぼって「ななつ星」の追っかけをする。