2009年2月28日土曜日

NK

笑うとNKが増えると医者が言っています。NKとは、ナチュラルキラー細胞。ガン細胞などをやっつけるんですね。だから落語を聞くと病気になりにくい、と落語の前ふりで話していた。
映画「おくりびと」の中の「NKエージェント」は納棺の略。

今日で担当を交代する女性。長男が面会に来ても話すこともなく、笑うこともなかったのに、新しいケアマネには笑いかけて、頷いて相づちをうった。夕方、家族から、意識が無くなって救急車で搬送すると連絡があって1時間後亡くななった。長男が、泣くじゃくりながら「かあちゃん、起きて」と言うのを見ていて、他人には分からないこの人たちの人生があったんだろうなと思う。

2009年2月26日木曜日

自分で決める

風呂が無いならデイサービスに行けばいいじゃない。最近、風呂に入ったのは三ヶ月前。え〜汚い。病気になっちゃう。
本人は、汗をかかないから。狭い風呂は嫌だ。温泉に行きたい。
大学時代の友人は、四年間で数回しか銭湯に行かなかった。それでも病気にならず、今は公立高校の主任をしている。
自分の生活を他人が勝手に決められるのは誰も嫌だ。だから、自分で決められるように手助けするのがいい。

でも、風呂に入らないと、他人に嫌われるけどな。

2009年2月25日水曜日

春近し

ペースメーカーを入れて、在宅酸素療法が必要。そして今回腹膜透析を自宅でするために入院した男性。初めて要介護認定で、要支援2という結果は予想外だった。このままでは、看護婦が必要な時に来ることはできない。このような病気になっても制度は助けてくれないのかと、唖然としている。

意見書

この半年で だいぶ目が悪くなったのに 何で同じ要介護2のままなんだ?!そりゃ要介護5は無理でも 3や4は出てもおかしくないだろう?変だと思わないかね?!ほとんど目も見えてないのに!!
電話口で ひとしきり怒ったNさん。(いいじゃん、介護度上がらなくても 今は介護タクシーしか使ってないしぃ〜)と言いたいのを抑え、ずいぶんとご不便がおありなのに 介護度が上がらないのは Nさんが 理論整然とお話しなさるから しっかりされている、と認定調査の方は思ったんでしょうね・・とテキトーになだめる(-.-;)
だけどねぇ、僕は困っているんだよ!要介護2ってことはないだろう?!
(いえいえ、どこから見ても そんなモンです)僕はねぇ、市役所に申し立てしようと思うんだよ。どうかね? えっ(*_*)、区分変更ですか? いや、そこまでしなくてもいいんだけどねぇ、なんか納得行かないんだよ。(また介護保険課の窓口に行く気なのねぇ・・)認定調査は当てにならないからねぇ、医者の診断書を見せろ、と言おうと思ってね、本人なんだから 見る権利はあるだろ? いやー、あの意見書は認定申請用だから ご本人の閲覧はできないかと・・。 なぜだね?僕のことを書いてあるのを僕が見れないって変だろうが。僕はねぇ、窓口に行けば名前を言わなくても みんなが僕のことを本人だって知ってるからね!(そりゃあ窓口では有名ですものね・・)

・・だけど見ない方がいいよ。「頑固な性格のためで他者とのトラブルが多い」って特記事項に書いてあったもんf^_^;

2009年2月24日火曜日

さる者

県の東を走っていると、狸がいた。しばらくして猿の群れが道を渡っている。写真を撮ろうと車を止めたら、地元の人らしき車があからさまに邪魔だという運転で追い抜いていく。えっ これが日常なのか。

認知症のおばあちゃんは、あんたとはどこかで会ったかなと不思議そうに見る。。何言ってんの。この間も会ったじゃないと答えると、そうか、悪かったなとハグしてくる。私は、認知症の人や知的発達障害の人が好きだ。自分の気持ちに素直になれてい人と話をするのは、自分が忘れた素直さを思い出させてくれる。

2009年2月22日日曜日

アツアツ

「篤姫」のアツアツ

雨が降って寒い中自宅を訪問する。丹前を着てファンヒーターを背中に新聞を読んでいる。丹前の下には、カーディガンが3枚。今日は暑いなとファンヒーターを切ろうとする。
「外は雪が降るぐらいに寒いですよ」、と言うと、「そうか、ワシはぼけてなんにもわからんようになった」、と困ったように笑う。「でもあんたのことは忘れとらんから、久しぶりやなー。ワシのとこに来てくれるのは、あんただけや」と言う。さっきトイレ行く前も同じ事を言ったんだけどね。

2009年2月17日火曜日

バカ息子!!

話しにならんのよ、何で理解できないんかねぇ。うるさいな、今 お前の話しをしてんだろ、お前が迷惑かけてるから こんな面倒な書類まで何枚もサインしないといけないんだ。
イライラした息子は 母親をずっと責めている。母親が話しを理解できないのではなく、アナタが母親を理解しようとしてないんでしょう、と言いたくなる。
契約書?あー、もう面倒な説明はいいから。つまり簡単に解約はできないとかって書いてあるんだろ?
いいえ、解約はすぐできますよ。口頭で言って下さるだけで その場で解約できますから!と少々語尾がきつくなった自分を反省。
在宅在宅言っても こんな様子じゃ無理だろう?老人ホームも探しておいて欲しいんだよね。
まだ杖もなく自分で歩けている。排泄も心配ないし、ポータブルも自分で始末している。
母親は家で過ごしたい、と言う。認知症はあるが キチンと耳を傾ければ会話はできる。
家で過ごしたいって 無理だろうが!俺が困るんだよ。これからどんどん悪くなって行くだけなんだから、いよいよになってからじゃ もっと困るだろ!
在宅生活を支援する立場だが、初めて この人は入所した方が幸せかもしれないな、と切なかった。

2009年2月14日土曜日

脳梗塞などで左脳が損傷された場合は、麻痺は体の右半身に発症し失語症を伴いやすい、と医学の講義で聴いたが失語症については一概に言えないみたいだ。訪問調査で麻痺を尋ねると左麻痺でも、左利きの人は失語症になることがある。女性は、半身麻痺がどちららかに生じていたも失語症がない人が多かった。他の調査員に尋ねても、半身麻痺の女性で失語症がない人が多く見られるという答だった。もう10年も前の話だが、脳外科の医師に尋ねても、男女の差は無いと言われた。その後しばらくして、女性には失語症が発症しにくいという記事を見かけた。
女性は左脳系、だから女性は地図が読めないのだと言われるが俗説らしい。しかし、脳梗塞などがどちら側の脳に生じても、失語症が出にくいと言うことは、女性は両方の脳で話すのではないかと、私は考えている。
だから、女性と話し合いで勝てるはずはないと信じている。

2009年2月12日木曜日

夢も希望も

介護保険のケアプランでは、本人の希望と家族の希望を汲み取って、それらを実現するプランを作成する(ことになっている)。これは正しいのか、疑問を抱えながらも決まりだからとケアプランを作る。

疑問その1:本人の希望と家族の希望が一致することは多くない。家族が安心したいために本人が嫌々デイサービスやショートステイに行かされることが多い。一致しない時は、家族の希望が優先されることが多い。お金を握っているのは家族だし、発言力は家族の方が大きい。

疑問その2:恵まれない境遇にいる人は、その境遇に甘んじざるを得ないから、希望はささやかなことになりがちだ。いつも冷めた料理しか出されない施設にいる人は、温かい食事を食べたいと希望する。公園で夜を過ごす人は、屋根がある所で眠れることを希望する。だから、希望が叶うことを生活の質と考えることは間違いが生じる。

今日出会ったあるデイの職員は、自分がやりたかった福祉は全くできていない。学生の時の希望も夢も無くなっているとぼやく。利用者と従事者両方の夢を壊すような制度自体が一番いけないのだと、言ってみても詮無いことかな。

2009年2月10日火曜日

生き方

病院は行かない、いくら血糖値が高くなっても インスリンは打たない、長生きなんかするもんではない、子供に迷惑かけたくないから 早く死にたい。
体調不良の訴えに 病院を勧めても頑として行かないし、やっと入院したと思ったら 看護師や同室の患者を怒鳴り 強制退院。「子供に迷惑をかけたくないから」とは 本人が思っているだけで、実はそれが子供に迷惑をかけていることになる。「早く死んだほうがいい」と思う境遇の本人も哀しいが、そんな親を持つ子供だって切ないはず。血糖値を気にせず、食欲は旺盛。「食べるくらいしか楽しみがない!」と怒るが、食べる楽しみすらない方だっているのに。
病院は嫌い、人に介護されたくない、私は死んだ方がいい・・・生きたくても 生きれない人もいるのよ、と言いたくなる。「アンタたちには年寄りの気持ちは分からない」とまた怒るだろうな。
そんなに簡単に死ねないよ。「死」を口にする時は「生き方」を省みるチャンスだって 何かに書いてあったけどな。

死に神

対人援助の仕事をしている人が、言われてへこむ言葉の1つが「わしなんか、死んだ方がいいんや」。あの時手術を受けなかったら良かった。線路に飛び込む。病院なんか行かん。色んな言葉が続くと掛ける言葉が無くなる。ころっと死ねたら良いんだけど、と言われても、今時簡単に死ねないからポックリ寺が繁盛する。本音は、自分に関心を寄せてもらい、かまって欲しいのだろうと思うけど、家族ではないからそこまでかまうことはできない。もっと別の言い方があるだろうと思いながら、「他に困っていることは?」、と話題をそらす。「ここの食事は少ない。腹が減って眠れん」  …死にたいんじゃなかったのかと突っ込みたくなる。

2009年2月8日日曜日

こんな介護?

終の棲家選びや介護サービスの選び方が書いてあるけど、最後は「あなた次第」ということ。目新しい事を書いてあるわけではないが、こんな事を知らないといけないという本。だけど、個人が選べる介護は、住んでいる地域や持っているお金、家族の理解によって限られる。どんなにおいしいラーメンの店があっても、高い旅費を払ってまでは食べに行かない。

春近し

風呂がない。電話も無ければガスもない。トイレは外。ファンヒーターを点けても隙間風で、部屋は外気温。煎餅布団にくるまって暖をとるという長屋に住む男性。風邪じゃなく黄疸がひどくて入院した。春まで入院してくれた方が安心だが、本人は家に帰りたいと言う。
早く春が来ないかな。

2009年2月6日金曜日

漫才

認知症のある女性。デイサービスの職員を時々叩く。機嫌が悪い時は、うつむいているから予測できる。男性職員には「おっさ~ん」と笑いかける。機嫌が良いなと思っていると、顔や頭に手が伸びて叩かれる。以前は穏やかな人だったと聞いていたのに、何でだろうと息子に話した。家での過ごし方を尋ねると、「漫才の番組が好きでよく見ている。特に、タカ&トシが好きで」、と言いかけたところで、二人して納得した。だから頭を叩くのが、返事の代わりなんだと。

2009年2月4日水曜日

溜池

香川県には溜池が多い。雨が降らない時に農業用水として使われる。飲み水に使うことはない。
生活保護を受けている男性。施設や病院に入りたがらない。自由に使えるお金が無くなるからだと言う。困った時の溜池なのに飲み水に使わない事に似ている。

2009年2月3日火曜日

節分その2

歳の数だけ豆を食べたら、お腹を壊す年齢になったので、最近は恵方巻きを食べている。店頭には節分の数日前から、さまざまなタイプの物が所狭しと並んでいるが、当日でもないのに 買う人がいるのかな(-_-)?と不思議だ。コンビニのそれも年々進化していて 今年買ったのはハーフサイズでありながら 一本分の値段がするものだ。『極(きわみ)』の文字がついている通り、原材料は全て国産。合成着色料も保存料も添加されていない。さすが『極』だ。たかだか巻き寿司で自尊心を満足させようと言う自分のセコさを笑いながら 東北東を向いて丸かぶりしてみる。

節分

鬼に投げ付ける豆を探したが見つからない。大豆やピーナッツしか売場に置いてない。私がいた所では落花生を投げるのに。千葉産にこだわってようやく見つけたが、高い!嫌な上司に向けて投げようと思っていたが、勿体ないので食べることにした。

人の手は借りない

肝性脳症の初期症状が顕れ出したMさん。訪問看護を週1回から週2回にする提案をしてみたが 何とも頑固な奥様が「私がいるから大丈夫、具合が悪くなれば病院に行けばいいからね!」の一点張り(*_*)もともと訪問看護も要らないと言っていた人だから 予想はしていたが 全く取り付くシマはなく・・自分の力量不足を反省しながら 主治医のいる病院のMSWに電話する。MSWは電話口で大笑い。
「あの奥さんらしいね、頑固だものね。だけど元々 週1回の訪問看護では少ないくらいの状態だから」「訪問看護の担当者も何とか あと1回でも奥様のOKが出たら行くから、と言ってくれているので、もし担当が貴方だったら あの奥様にもう一押ししますか?」「僕は無理。あの人には絶対敵わないし、絶対、人の言うことを聞かない人だもの」・・・じゃあ やっぱりドクターしかいないじゃない(*_*)
「明日ちょうど受診日なんです。何とかならない?」「ドクターもあの奥さんは苦手だからねぇ、でも やってみるか!それでもダメなら また考えよう」・・と言う訳で 明日の受診日にドクターにひと肌脱いで頂くことにした・・・が さて さすがのドクターでも果たして勝てるかしらf^_^;
凄く頑張って 凄くMさんを大事にしているから 人の手は借りたくない。介護保険を使うのも本意ではないMさんの奥様・・。手ごわい(´Д`)
だけどMさんには一日でも長く笑顔で居て欲しい。
ドクターの明日の健闘を祈るのみですm(__)m