何かを得るためには、何かを捨てないといけないのかと思うことが多くある。介護サービスを受けるためには、困っていることを説明しなければならないし、身内の恥や、見せたくない部分を他人に見せないといけない。特に時間もなく命に関わる時は、命を繋ぐためにそのほかのことは捨ててしまう。事故や戦争で大けがを負った時に、手足の切断や傷口の痕が残ることを気にすることはない。
生活保護を受けている人か゜一人で生活できなくなった時は、施設の介護内容や部屋の広さや食事の味などの善し悪しを気にすることはなく、生活できれば文句を言うべきではない。利用者のこだわりや好み、生活の質なんで気にすることはできない。「たまゆら」の火事を考える時に、色々なものを捨てざるを得なかった利用者は、結局家族や社会からも見捨てられていたのではないかと思う。

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