いわゆる「読み、書き、そろばん」の「読み」以外に真面目に取り組んだ覚えがない。「そろばん」はボタンを押せば計算できる器械ができると言って、そろばんを持っていたのかも覚えていない。大学では、計算尺と手回し式の計算機で検査結果の集計をさせられた。カシオの卓上電気計算機は1桁が1万円だったから、一日500円で生活していた学生には手が出なかった。今でもそろばんは全く使えない。
「書き」は、二科会にも作品を出す先生が書道を教えてくれたけど、硯が濡れたことはなかった。印鑑を彫ったことで単位をもらった。その時も、外国ではタイプライターがあるから、手書きする必要は無いと言っていた。就職してからは和文タイプで起案文書も書いていた。
今となったら、そろばんも書道もできる方がよいと思うから、子供には真面目に授業を受けろと教えてきた。
認知症はそのうち治る薬ができる、と聞いてきたから多少の物忘れがあっても自分は認知症にならないと言ってきた。この本を読むと、アルツハイマーは近い将来治る。あとは脳血管障害を防げばよい。そのことを娘に話すと、今までも認知症のようなものだから、薬ができるまでに記憶が無くなるんじゃないと言う。息子は、飛行機やバイクなどの無駄な情報だけ残って他のことはメモリから消えるんでゃないとのたまう。
長年つきあってきた家族は冷静に判断するものだと感心する。

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