交通事故と脳出血で車椅子でないと移動できなくなっている男性。それでも、一人で公営住宅で生活している。電話では、デイのことや近所からおすそ分けをもらったことなどを元気に報告してくる。体が不自由でも、一人で明るく暮らしているという印象を持っていた。ケース記録を改めて見ると、前科○犯、アルコール漬けの毎日だったことが載っている。家族は崩壊し、親戚からは絶縁状態。その原因は男性自身にあることは明らかだ。
福祉はその人らしい人生が送れるように支援するというが、この男性らしい人生とはどのよう生活なのだろうか。どのような罪を犯したのかはっきりしないが、その被害者や相手の人たちや、縁を切った家族や親戚は、男性の今の生活を応援するのだろうか。
残された人生は、誰にとっても楽しいものになって欲しいと思うが、ケース記録を読んだ後に単純にそう思えなくなっていることに気づかされる。
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