2009年3月27日金曜日

覚悟 2

「このままでは私が壊れてしまう、母を入所させたい」長女の訴えは悲痛だった。この家は これまでの家庭環境の経緯から 長女の息子(利用者の孫)に発言力がある。しかし主介護者は長女なのだ。これまでショートスティの話しが出ても 孫が頑として断った。「自分の親くらい看れるだろ」のひと言で 長女は折れて来た。入所の話しも何度か出たが 結局はうやむやになった。
「親を看ようと言う覚悟がないと息子に言われるの・・」
在宅で介護できたら一番良いかもしれないが、それには 介護者に相当の覚悟は必要である。しかし入所を決めるにも 覚悟が要ることだ。
1時間余り長女の訴えを聞いたが、結局は入所には踏み切れず、話しの最後はショートスティに思い留まっていた。
「私にも私の人生があるのよ」と言う長女の言葉は 隣の部屋にいた利用者本人の耳にも届いていた。

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